大会実行委員長 大竹英雄 名誉碁聖
古来、囲碁は日本文化の重要な構成要素の一つと考えられ、広く人々の間で楽しまれるようになって久しいものがあります。
碁界のさらなる発展と、知育・徳育の観点からも、幼児を対象とした囲碁大会を長期にわたって催すことは、囲碁人口の裾野を広げるのに役立つとの思いを持ち続けておられた囲碁愛好家の渡辺和代様がスポンサーとなり、本大会が設立されました。
また、このことは、人口が減少に向かう中、様々な室内ゲームの出現等もあり、囲碁をとりまく環境が厳しくなってきている折からとても重要な意義を持つと考えています。
祖父母、両親、身近な方などの指導を受けながら、一人でも多くの子どもがこの大会を目指して幼いうちから囲碁に親しんでほしいと思います。
渡辺和代
小学校入学前の子どもが主役の囲碁大会は、公式戦としてはこれが初めての試みです。
囲碁を通してマナー・ルールを身に付けた子供たちが社会人としても成長し、10年後20年後に大会参加者の中からは必ずや多くの名人も育ってくれるものと期待しております。